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☞【南北朝時代第2期②:1349年1-6月】『嵐の予感?京都四条勧進田楽桟敷崩れ事件!』

こんにちは。

今回ご紹介しますのは、「南北朝時代第2期②:1349年1-6月」です。

足利直冬は直義の命で西国へ旅立ちます。

京都では尊氏も参加した勧進田楽の一大イベントで、興奮した客が一斉に立ち上がったことで桟敷が倒壊、

大混乱となり、盗み合い、斬り合いが始まる始末となりました。

貞和5年/正平4年(1349年)1-6月年表

3/14足利尊氏の京都土御門東洞院邸が火災に遭う。

※尊氏、高師直の住む一条今出川へ移住。
4/11直冬、直義の命で西国へ出発

※目的は備後・備中・安芸・周防・長門・出雲・因幡・伯耆の中国地方8カ国を統治すること。評定衆、奉行人、多数の軍勢が彼に従う。
※直義-直冬派を西国に増やすことが目的と言われる。見方によっては中央は師直派が「強すぎ」て、他に活路を求めたともとれる。
6/11四条橋勧進桟敷崩れ田楽

※田楽はリズムにのって踊るLIVE。足利尊氏はこの田楽が好き。直義は嫌い。ちなみに北条高時も田楽好きとして知られた。
※この日は足利尊氏や二条良基など錚々たるメンバーが田楽を見物する一大イベント。
※8,9歳ほどの少年のアクロバティックな舞に観客が興奮して桟敷席が崩れる。
※その混乱に乗じて他人の刀を盗んだり、あるいは斬り合いが始まったりして、死者100人を超える大惨事となった。
足利尊氏
はははー。
家が燃えちゃったよー^^
この際だから新築しよ。

それまで師直の家に住まわせてもらうわ。

高師直
どうぞどうぞー。
足利直義
直冬ちゃん、長門探題的な立場で西国をまとめてくれ。

この先、何があるかわからんし、味方になってくれる武将を集めるんだ。

足利直冬
つい最近まで寺の居候に過ぎなかった自分にそこまでしてくれるなんて…

直義さま、頑張ります。

足利尊氏
直義、今日、すごいLIVEがあるけど一緒に行かない??
足利直義
兄さん、北条高時さんの田楽好きはご存知でしょう。

ああはなりたくないのです。

私は政務に励みます。

高師直
直義ちゃんは相変わらずカテぇなーw。
足利尊氏
さあ、LIVEだ、LIVE!
田楽
さあ、みなさん、盛り上がりましょうー!

…って、あれ、盛り上がりすぎじゃないの??

足利尊氏
おー、桟敷が倒れてるw

みんな騒ぎ過ぎだってw

って、なんか斬り合いなんかも始めちゃってw

やめさせてこよっかなw

田楽
ひ、ひえええー、血しぶきがーーっ!
高師直
将軍、ここはさすがに避難しましょう、、
嵐の予感がする、、