こんにちは。
今回ご紹介しますのは、「南北朝時代第1期①:1336年12月」です。
足利尊氏と後醍醐天皇の講和成立により、室町時代到来となりましたが、
幽閉されていた後醍醐天皇が脱走して南朝を打ち立てたことにより、
以後、56年に及ぶ「南北朝時代」がはじまります。
建武3年(1336年)12月年表
12/11 | 瓜連城(うりづらじょう:茨城県那珂市)落城 ※常陸国における後醍醐天皇方の拠点が落城 ※楠木正成の甥、楠木正家がいたが、佐竹氏の総攻撃を受ける。 https://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/id-0800000002254.html ※2月の段階では正家有利だったが、尊氏の九州挙兵が成功すると状況が一変。 |
12/21 | 後醍醐天皇、京都より出走(南朝の成立) ※北畠親房と連絡をとりながら脱出のチャンスを伺っていた。 ※楠木一族の手引で東条(大阪府富田林市)を経て吉野山へ。 ※光明天皇に渡した三種の神器は偽物であるとして、全国に足利討伐を呼びかける。 ※吉野を本拠としたのは、東(伊勢)の北畠親房、西(河内)の楠木一族、熊野の修験僧ネットワークを駆使できると考えたからか。 ※慌てる直義に対して、尊氏は全く驚かず。 |
12/25 | 後醍醐天皇、北畠顕家に再び畿内遠征を命じる ※しかし、顕家は、本拠地の多賀国府さえ維持困難な状況でそれどころではなかった。 (出征は8/11まで遅れる) |
兄さん!大変です!
後醍醐が逃げました!!
あ、そう。ま、逃げるよねー。
えええーー!
なんで動じないのーっ!!
はははー。
いいんだよ、これで。
北朝の天皇がより尊氏さまを必要とすることになる、からかな?
はははー、師直。
人聞きの悪いことを言うなよー。
でも、もうあんまり興味もないんだけどねー。
なんとか幽閉から脱出したぞ、、
勢力を整えて京都奪還だ!
顕家を呼べ、顕家を!
(この、アホぽんたん、、)
天皇、今、こちらはそれどころはないんですっ!
まわりは全部、尊氏方なんですよっ!
あんたの政治が悪かったからじゃないんですかっ!
私の命すら危ないですっ!!
兄さん、後醍醐天皇が光明天皇に渡した三種の神器は偽物だなんて言ってます!
はははー。
そんなのハッタリだってー。
ま、いいじゃん、いいじゃん。
ホント、どうでもいいわ、そんなもん。
なにーっ!
ま、講和が失敗したってことでしょうかねー。
この時代は「偽装降参」なんてよくあることです。