☞【南北朝第2期⑫：1351年3月】『尊氏と直義のトップ会談！直義、大失策？？』

こんにちは。

今回ご紹介しますのは、『南北朝第2期⑫：1351年3月』です。

戦が終わり、尊氏と直義による会談がもたれました。

ここで、以前の体制（三条殿体制）が復活することとなりましたが、義詮（三条殿）と直義（その補佐）の間では不協和音があり、

また恩賞充行権は尊氏のものとなったうえに、直義のもとで戦った武将たちは寺社本所安堵の政策のために期待するほどの恩賞は受けられない、といった事態となりました。

戦に勝ったにも関わらず、この会談で直義は窮地に陥ることとなります。

観応2年/正平6年（1351年）3月　年表

えっと、、、

兄さん、これからの体制をどうするか、話を、、

ああ、だりぃ！！

直義、上杉重季とやらを処刑しろ！

あと、俺に従った42人に恩賞よこせ！！

えええ？？

あ、あの、、

（勝ったのは僕じゃないのかな、、、）

直義様、しっかりして下さい、、、

顕氏、お前とはもう口聞かねぇー。

えええ？？？

ははは、冗談だよっ。

合わせる顔がねえ、ってやつさ。

それより丹波にいる義詮、早く連れてきなよ。

駄々こねてるんなら、俺の手紙もっていけって。

へ！

誰が直義おじさんと一緒に仕事するかってんだい！

師直さんを殺したこと、俺は許さん！

坊っちゃん、まあまあ、そう言わず。

南朝から参りました。

直義どの、講話の件を進めましょう。

なあなあ、直義さまのために命を投げうって戦ったわりには、思ったより恩賞少なくねぇか？？

う・・・

そのうえ、引付頭人に選ばれちまったけどよー、俺たち、どっちかっていうと、引付頭人にヤリ過ぎを咎められる方じゃねぇ？

む・・・。

なんかよう、泥棒が警察官やってるみたいで、笑っちまうわ。

えっと、、寺社の立場から申し上げましても、あまり納得しておりません。。。

直義様が寺社を保護してくれる心意気があるのは伝わるんですが、実行性に乏しいんです。。。

ぶっちゃけ、失敗しとらんか？？

直義さん。

戦いに勝ったはずなのに。

そして、南朝との講和も全く進んでいないんだよな…

直義直属の部下、斎藤利泰、暗殺！

仏道にもとづく理想の政治を掲げたものの、、

鬱になりそう。。。

だから直義は甘ちゃんなんだな…。

そもそも俺に遠慮なんて要らんのに。