こんにちは。
今回ご紹介しますのは、「ルーズベルトが犯した19の失策」(1943年編)です。(前回まではコチラ)
「カサブランカ会談」(1月)、「モスクワ会談」(10月)、「テヘラン会談」(12月)の過ちについて、フーバー元大統領が指摘しております。
以下、「フーバー大統領が明かす日米開戦の真実」、第3章「ルーズベルトが犯した19の失策」を参考にさせて頂きました。
【失策11.】無条件降伏を要求(1943/1:カサブランカ)
カサブランカ会談の記者会見で、ルーズベルトは唐突に(!)「枢軸国の無条件降伏」を要求しました。
なんとこれは事前に、チャーチルや、アメリカの参謀、軍幹部にも話していなかったようです。
さらには、スターリンすらも「無条件降伏」には反対していました。
「無条件降伏を要求することは軍事的な障害を産む」(D.リーヒー海軍大将)と言いますが、この発言により結果的に戦争を長引かせることになったのです。
(マスコミ、国民受けは良いようですが。)
ただ、「実際に戦争の終わりには日本とイタリアには降伏に際して大きく譲歩した」とあるのですが、どうなんでしょう。
「無条件降伏」だったのかどうか専門家の間でも意見が割れていて、ちょっと判断しかねます。)
「首脳会談の内容と、記者会見の内容が異なる」というパターンは想定していなかっただけに、もう少し他書にあたりたいと思います。
【失策12.】バルト諸国、東部ポーランドを犠牲(1943/10:モスクワ)
また、10月のモスクワで行われた外務大臣会合で、ソ連がバルト海諸国、東ポーランド、東フィンランドの併合を要求しました。
しかし、ルーズベルトはこれに全く抗議しませんでした。
このことは「大西洋憲章」(民族自決とか)やルーズベルト自身が約束した「4つの自由」(言論、宗教、欠乏、恐怖)に反するものであったにも関わらず…。
【カチンの森虐殺事件】
ソ連とドイツによる割譲により捕虜となったポーランドの軍人らがソ連軍によって虐殺。その数22,000人とも。
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【失策13.】さらに7カ国を犠牲(1943/12:テヘラン)
ソ連がバルト諸国を併合したうえに、東欧7カ国に傀儡政権を置くことを主張。
ルーズベルトはこれも認めました。
そういえば冷戦期は「衛星国」なんて言葉も有りましたしね。
ルーズベルトもチャーチルも反対すべきだったのです。
【東欧7カ国】
東ドイツ、ポーランド、ルーマニア、ブルガリア、チェコスロバキア、ハンガリー、アルバニアの7つでしょうか?
ユーゴスラビアは違いますもんね…。
(チトーの元、ドイツもソ連もビビるくらい強かった…と倉山満先生の書籍にありました。)
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いずれにしても、ルーズベルトは「容共」であったことは確かでしょう。
(ホント、コミンテルンにいいように扱われている気が…)
これはルーズベルトもチャーチルもあかん。
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