こんにちは。
今回ご紹介しますのは、「ルーズベルトが犯した19に失策」(中国編)です。(前回はコチラ)
第3次世界大戦が起きるとしたら、その相手は中国になるかも知れない、と言及している点には驚きました。
以下、「フーバー大統領が明かす日米開戦の真実」第3章「ルーズベルトが犯した19の失策」、「日本は誰と戦ったのか」(江崎道朗、2017年、KKベストセラーズ)を参考にさせて頂きました。
【失策18.】中国を毛沢東に委ねた
これもトルーマンに対してですが、「蒋介石をもっと支援して共産党と戦わせるべきでした」とあります。
そうすれば、揚子江の南には中華民国が残っていたかも知れません。
しかし、トルーマン、マーシャル将軍、アチソン国務長官は完全に共産主義のアドバイザーの言いなりとなっておりました。
この中心的役割をしていたのが、ロークリン・カーリー大統領特別補佐官(中国担当)と言われております。
(日本の「乙案」を否定するように圧力をかけたのも彼という説があります。)
【失策19.】第3次世界大戦の種を蒔いた
冷戦も危険でしたが、現在の米中対立もまた危険です。
現在の中国共産党を育ててしまったのはアメリカでもある、という反省を促しているようです。
(もっとも、1952年にアイゼンハワーが大統領選に当選したことで、良きアメリカが復活するであろう、と結んでおります。)
【東西冷戦は終わっていない】
東西冷戦は1991年のソ連の崩壊によって終結したと言われていますが、それはヨーロッパの話です。残念ながらソ連崩壊のあとも、アジア太平洋には中国共産党政府と北朝鮮という二つの共産主義国家が存在し、国民の人権や言論の自由を弾圧しているだけでなく、アジア太平洋の平和と繁栄を脅かしているからです。
…ルーズヴェルト民主党政権は、こともあろうにソ連・コミンテルンによるアジアの共産化ー特に中国共産党と北朝鮮の誕生ーに協力したのです。
『日本は誰と戦ったのか』(江崎道朗、2017年)
というわけで、加瀬先生の書籍では失策を19もカウントされておりましたが、江崎先生の「日本は誰と戦ったのか」では【大罪】として大別して4つ。
こちらもご参考に。
【大罪1.】「二期退職の伝統」を破る
G.ワシントンが建国して以来の不文律でしたがね。
権力の集中・独占・濫用を避ける手段として、受け入れられてきましたが、ルーズベルトが破ったことにより戦後すぐに条文化しました。
【大罪2.】ニューディール政策が社会主義的
民間の経済に政府が大規模に介入して統制しました。
そのうえ、ニューディール政策により連邦政府機関は肥大、官僚が急増、彼らの権限も大きくなりました。
【大罪3.】外交政策の失敗
ソ連の承認、ソ連の援助、中国共産党の台頭…
しかも、これらの外交が連邦議会、国務省を無視した形で行われました。
1945年のヤルタ会談がその「密室外交」の最たる例です。
アメリカは戦争には勝ちましたが、欧州の半分はソ連の勢力圏となり、アジアは共産主義が台頭、平和どころか朝鮮戦争、ベトナム戦争…
結局、彼の政策でアジア、そして世界は平和になりませんでした。ですので失敗です。
【大罪4.】ニューディール連合を作り出した
リベラル系官僚、マスコミによる「ニューディール連合」は言論の自由や学問の自由を圧殺してきました。
これはいまだに尾を引いております。
(トランプの主張に一理アリ)
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