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☞【本当に豊かなら米騒動など起きないっ!】「もう1つ上の日本史」で打線を組んだ:大正編③

続いて「景気」。

欧州諸国は戦争で輸出どころではありませんでした。

そのため、日本はかつてないほどの受注を受けます。

しかし、大戦が終わると1920年には「戦後恐慌」が生じております。

米騒動が起きたのも大戦中でした。

石ノ森章太郎「マンガ日本の歴史」

理由はいくつも挙げられますが、末端まで富が分配されない社会構造が1つの問題でした。

そのため社会運動が生じます。

3一   「大戦景気」は戦争中だけのことでした。(p162)

貿易黒字に!(でも、戦時中だけ)

米国
我々は自国の領土が戦争の被害を受けていませんもんね。
日本
そうですね。

そして、アメリカさん向けの生糸は大きく伸びました。

ドイツさんからの輸入が途絶えたことは、化学分野の国産化が進むきっかけとなりました。

1915年に貿易黒字となりましたが、1919年にはまた赤字になっていますから、残念!
でも、この時の貯金で海外投資できたから良いんだよ。

成金の登場と没落

100円札燃やして「どうだ明るくなったじゃろ」って言う絵を見たことがあるだろ。

あれだよ、あれ。

第1次世界大戦中と、バブルの時だけじゃねぇの、こんな浮かれた野郎は。
成金の多くは没落しております。

急に大金を手にすると人間はダメですな。

農業国から工業国へ

1914年には11億円の債務国だった日本は、1920年には27億円以上の債権国となりました。

1919年には工業生産額が農業生産額を超え、日本はアジア最大の工業国となりました

ただ、工業に人手をとられたとも表現できます。

さらに、「寄生地主制」の影響で農業生産は停滞しました。

そのうえ、シベリア出兵による投機的な米の買い占め。

物価が上昇、これいいの?

好景気っていっても、寄生地主制と一部企業が吸収する社会構造になっており、

労働者への利益配分は進みませんでした。

そのため、異様な物価高と品不足を招きます。

本当に豊かであったら「米騒動」なんて起きないでしょ。

こんな状態、いいわけない!

社会運動関係史

このような状態を背景に、「労働運動」が活発化します。

「富の偏在」っちゅうのは良くないな。
1911青踏社結成(平塚らいてうら)
1912友愛会結成(鈴木文治ら)
1916吉野作造、民本主義
1918米騒動
黎明会結成(吉野作造ら)。
東大新人会も結成(宮崎龍介ら)。
1919猶存社結成(北一輝、大川周明ら)
友愛会、大日本労働総同盟友愛会と改称
1920【戦後恐慌】
新婦人協会結成(平塚らいてう、市川房枝ら)
第1回メーデー(大日本労働総同盟友愛会)
1921赤瀾会結成(山川菊枝、伊藤野枝ら)
大日本労働総同盟友愛会、日本労働総同盟と改称
→労使協調路線から階級闘争に転換。のち左派と右派に分裂。
1922全国水平社結成(西光万吉ら)
日本農民組合結成(杉山元治郎ら→1926年分裂)
日本共産党、非合法に結成(堺利彦、山川均ら→1923年治安警察法で検挙)
1923関東大震災
甘粕事件→大杉栄、伊藤野枝夫妻殺害
1924婦人参政権獲得期成同盟会結成(市川房枝ら)
【第2次護憲運動】
1925普通選挙法公布
治安維持法公布
日本労働総同盟、左派(共産党の影響大)と右派に分裂
資料集
資料集を良く見て下さい。

女性解放運動家たちの人生などは数行読んでも感ずるものがありますよ。

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