こんにちは。
今回ご紹介しますのは、「フーバー元大統領が指摘するルーズベルトが犯した19の失策(就任直後編)」です。
フーバーによれば、「日米開戦はルーズベルトが始めた不要な戦争」、「ルーズベルトは狂人」となります。
共和党(フーバー)と民主党(ルーズベルト)はライバル関係ですが、それを超えて1人の政治家として猛批判しております。
以下、『フーバー大統領が明かす日米開戦の真実』第3章「ルーズベルトが犯した十九の失策」を参考にさせて頂きました。
(この本の元ネタはフーバー元大統領の『裏切られた自由』です。)
【失策1.】1933年の国際経済会議を崩壊させた
ルーズベルトの懐刀であるハル国務長官ですら、「この会議の失敗が第2次世界大戦の根っこにある」として非難しております。
主要10カ国の首脳が集まった予備会議(ワシントン)では、国際決済に「金標準」が用いられることで合意していました。
しかし64カ国が集結した本会議(ロンドン)でルーズベルトは突如、予備会議の合意を翻意します。
会議は低調に終わり、その後、世界はブロック外のものに高関税をかける「ブロック経済」へと進みます。
※【スムート・ホーリー法】(2万品目の関税を40%にする国内保護政策)
フーバー大統領時代。フーバーの反対にも関わらずアメリカ議会で承認された。(本法の対抗措置としてイギリスがポンド・ブロックをつくったため、ブロック経済の責任はフーバーにもあるという声も。)
※そもそも、会議は1933年1月に行われる予定でした。しかし、1932年の選挙で勝利したルーズベルトが6月に延期。そして4月には金本位制から離脱。フーバーは先進国の協力で恐慌を乗り切ることを掲げておりましたが、ルーズベルトは「一国繁栄主義」を掲げたと言われます。
【失策2.】共産ロシアを承認した
1933年11月のことです。
それまでのアメリカ大統領4人は党を問わずに共産ロシアの承認を拒否しておりました。
理由は、共産党が「国際共産主義革命」を起こし、国家というものや、人間の自由というものをなくそうとしていることを知っていたからです。
しかし、ルーズベルトは「アメリカ国内では共産主義の宣伝はしない」ということを条件に、ソ連を承認しました。
ルーズベルトが愚か者だったのか、意図的だったのかは不明ですが、ソ連は「ソ連とコミンテルンは別だよ~」という言い訳を使って、48時間後には共産党の宣伝活動を開始するのですが。
※共産主義者が主導した事件1「ボーナス行進」
第1次世界大戦の退役軍人を組織して、「我々は生活に困っている、ボーナスをよこせ」と行進。のち行進は4万人に膨れ上がります。結果、2人の死者、1017人の負傷者が出ました。この事件でフーバーの支持率は凋落しましたが、実は共産党が陰で主導していたというのです。共産主義者はこのような運動を展開しておりました。
まとめ
① 世界経済会議を崩壊させた(1933.6)
② 共産ロシアを承認した(1933.11)
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