
世界史を勉強した時に読み、カルチャーショックを受けた。
思うに、歴史(世界史)が分からなくなる理由の1つは、「アメリカは~」、「イギリスは~」などと主語が国名で書かれているところではないだろうか。
歴史は「国家」で動いていない
馬渕先生曰く、
「歴史」というものは必ずしも「国家」では動いていない。
これを理解しないと、何で今まで敵だった国どうしが急に味方になったり、宗教の違う国どうしが手を結んでいるのかわからないだろう。
※オバマとトランプは外交方針が異なるが、後世の教科書では全て「アメリカは~」と記載されてしまうのではないか?
国家の枠外にある人たち
身近な例としては、日本に住んでいる日本人でありながら、日本の国益を考えていない人ような発言・行動を繰り返す人たちを見たら良い。
彼らは一見、国際派風を装っているが、要は、彼らにとって、国家なんてどうでも良いのだ。
そして、さらに「国家なんてどうでも良い」どころか、「なくても良い」とすら思っているのが、自国を持たないユダヤ人。
彼らにとっては、
むしろ「国家」の力が強くなればなるほど脅威である。
「国際主義」
そのため、彼らは国の力を弱めることに腐心した。
その結果、どういう概念が作られたのかというと、現在にも連なる
「国際主義」
である。
第1次世界大戦後につくられた国際連盟はまさにそれを体現するものであった。
(ただ、イマイチであった。)
コミンテルン(国際共産主義運動)にしても、金融グローバリズムにしても「国家」の力を弱めるものである。
「ユダヤ」vs「帝政ロシア」
彼らの行ったものの1つに、「帝政ロシア」との戦いがある。
のちのナチスの印象が強いかもしれないが、帝政ロシアの「ポグロム」と呼ばれる弾圧もひどかった。
そこで、ユダヤ人は行動を起こした。
彼らの歴史の中では、
「日露戦争」はロシア帝国から迫害されたユダヤ人がロシア皇帝を倒すための戦い
で、
「ロシア革命」はアメリカにいたユダヤ人が先導し、恐怖政治を敷くことでロシア人数百万人を粛清したもの
であると言う。
そういうと、それはよくある「ユダヤ人陰謀論」だ、と思われるかも知れないが、
馬淵先生が言うにはユダヤ人の努力は、
「陰謀」なんて言ったら失礼
というレベルのこと。
では、なぜ日露戦争前に「日英同盟」が結ばれたのか?と考えると、もはやこの時点で、ユダヤ系国際金融家は国家をもコントロールする存在になっていたのだ。
そうやって、もう1度、クロムウェルの時代からイギリスの歴史を読むと確かに辻褄があうことはある。
中央銀行は「国家」のものではない
また、「中央銀行」というものが「国家」のものではないことも強調。
この仕組みについても詳しく書かれているので是非、本書を読んで欲しい。
「ナショナリスト」が問題視される風潮もあるが、
本来の「ナショナリスト」は国が荒廃することを望まないので、「ナショナリスト」から戦争を仕掛けるということはない
という。
書籍購入
世界を操るグローバリズムの洗脳を解く 日本人が知るべき「世界史の真実」 [ 馬渕睦夫 ]価格:990円 (2020/3/30 14:00時点) 感想(2件) |
馬淵先生の最新刊はコチラ!!
京都駅で売っていた。実に明快で、初学者でも全然OK。
知ってはいけない現代史の正体 (SB新書)新品価格 ¥896から (2019/8/17 09:33時点) |
本書を読んでからこの書を読むと、「敗戦革命」についてより明確になる。