~只今、全面改訂中~

こんにちは。

今回ご紹介しますのは、「森恪」(もり かく)という人物。

一般的な知名度はおそらくないと思いますが、「東方会議」においても、そして「統帥権干犯問題」においても重要な役割をしています。

どんな人なのでしょうか。

【森恪】

以下、wikipediaなどを参考にさせて頂きました。

【森恪】(もり かく:1882-1932)

★「東洋のセシル・ローズ」を自認した帝国主義者。軍部と提携し、日本の中国侵出に大きな役割を果たした。

★日露戦争ではバルチック艦隊の航跡をいち早く発見、打電する。(ホント?)

★辛亥革命では孫文に資金の斡旋をする。

★父の縁故で三井物産に入社していたが、多額の献金とともに1918年政界へ転身(政友会)。当選2回目にして田中義一内閣における外務政務次官に(田中が外相を兼任したので事実上の外相)。

★対中強硬政策を敷き、山東出兵、東方会議を主導。満蒙分離も試み、張作霖爆殺事件への関与も疑われる。

★田中退陣後の1929年、政友会幹事長に。ロンドン軍縮会議の幣原喜重郎臨時首相へ統帥権干犯問題などを持ち出し、口撃を行う。

★犬養内閣では内閣書記官長となるが、軍部との関係を基盤に持つ森と、生粋の政治家である犬養は大陸政策をめぐってやがて対立。五一五事件で犬養の死を知ると会心の笑みを浮かべたという。

★しかし、同年、喘息に肺炎を合併し、死去。

犬養の死を知るや「会心の笑み」って、性格悪いですね笑。

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【政友会総裁】

政友会が誰で、民政党が誰か、というのは勉強しているうちにだんだんとわかってくるものですが、これを機に整理したいと思います。

政友会総裁は7人いますが、鈴木より前の6人はいずれも日本史史上で超重要な役割をしているので覚えたいですね。

ちなみに、伊藤、原、高橋、犬養と、6人中4人が「暗殺」されています

総裁期間
伊藤博文1900-1903
西園寺公望1903-1913
原敬1914-1921
高橋是清1921-1925
田中義一1925-1929
犬養毅1929-1932
鈴木喜三郎1932-1937

以降、分裂します。