- 2022/02/10
- 2022/02/20
☞【攘夷なんて口実よ】『もう一つの幕末史』(半藤一利、2015年)<前編>
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、『もう一つの幕末史』(半藤一利、2015年、三笠書房)です。 半藤先生のことを、「左翼的」と批判するアンチの方もいらっしゃいますが、本書を読んだ限りでは全くそんなこともないと思いました。 そもそも、いろいろな見方があるのが歴 […]
教科書・参考書では不十分なので書籍で補おう。
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、『もう一つの幕末史』(半藤一利、2015年、三笠書房)です。 半藤先生のことを、「左翼的」と批判するアンチの方もいらっしゃいますが、本書を読んだ限りでは全くそんなこともないと思いました。 そもそも、いろいろな見方があるのが歴 […]
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、『攘夷の幕末史』(町田明広、2010年、講談社現代新書)です。 教科書でも「尊王攘夷」と「公武合体」は対立する概念のように書かれておりますが、 当時の日本人はみな攘夷思想をもっており、 「力をつけてから攘夷」という「大攘夷」 […]
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、『幕末日本と対外戦争の危機』(保谷徹、2010年、吉川弘文館)です。 結論から申しますと、 下関戦争は、幕府による「横浜鎖港要求」を封じるためのものでした。 以下、読書メモと雑感です。 <プロローグ> 「下関戦争」とは186 […]
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、『幕末維新に学ぶ現在』(山内昌之、2010年、中公新書)です。 個人的にはこういう人物評は好きですねー。 マイナーだけどインパクトのある人を扱っている点も良かったです。 作者は歴史学者の山内昌之先生(ご専門は中東)で、続編も […]
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、『戊辰戦争 あくなき薩長の謀略』(星亮一、2017年、文芸社)です。 著者の星亮一先生は東北出身の方です。 それもあってか、とにかく「薩長憎し」です。 その熱量、心意気たるや、すごいんですよね。 今まで戊辰戦争は、「新政府に […]
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、『官賊と幕臣たち』~列強の日本侵略を防いだ徳川テクノクラート~(原田伊織、2016年、毎日ワンズ)です。 もし明治維新がなければ、日本はずっと遅れたままだった・・・なんて、ずっと思っていました。 大学生の時は「おーい、竜馬」 […]
こんにちは。 今回ご紹介しますのは、田中聡先生の『明治維新の嘘を見破るブックガイド』(2018年、河出書房新社)です。 一言で言いますと、「買い」です。 特に「西郷隆盛」論は必見。 これまで、明治維新は「青春と革命」的な扱いで、「建国神話」ともなっておりました […]