こんにちは。
歴史能力検定3級で100点、2級で90点を取得できました。
試験を受けるうえで、一般書を読むことは大いに役に立ちますが、
どういった基準で選べば良いか、
逆にどんな本を選んではいけないかを紹介します。
まず、その前に学参として「必携11冊(コチラ)」をオススメします。
これがあれば、かなり点数はとれると思うんですよね。
それ以外に、知識の幅を広げる意味で一般書もオススメしますが、
僕自身は各時代ごとに、「2冊」ずつを目標にしました。
2冊の内訳としては、「導入本」と「理解本」。
導入本は、その時代に興味が持てればOK。(学者じゃなくてもOK)
理解本は、学者が書いたもの。
学者は云々、と言う人もいますが、正直、レベルが違います。
(もちろん、学者でない人でも素晴らしい本を書かれている人はいますが。)
避けたほうが良い本
逆に「避けたほうが良い本」を知ることの方が大事かも知れません。
これについては、呉座勇一先生が、「日経おとなのOFF 2019年5月号」で書いてくれております。
呉座勇一先生 (コチラも)
避けた方がいいタイプの本は以下3つ。
①「教科書が教えない…」というタイプ。
教科書は研究に研究を重ねて「通説」と評価されるまでに20年以上かかるのはザラなので、古いのは当然。
古いからと言って無意味なわけではなく、ちゃんと学びたいのなら王道の通説を学ぶべき。
②「一言で解説!」などという早わかり系の本。
そもそも歴史上の大事件に一言で説明がつくようなものはない。
逆に一言で説明して単純化してしまう方が問題。
③「今明かされる~の真実」というような大仰なタイトルの陰謀論。
世界は陰謀で動いていると本気で信じるのは「困った人」。
後世の人間は結果を知っているために都合よく原因を引き出し、「本能寺の変の秀吉黒幕説」などが言われてしまう。
日経おとなのOFF2019年5月号『面白過ぎる!最新日本史』p60-より引用改編
さすが、呉座先生。もう言うことなしです。
書籍格納庫→【コチラ】