こんにちは。
歴史は重要、と思っている人は多いと思いますが、どこからやって良いのかわからない人も多いかと思います。
一番良いのは試験を受けることでしょう。
「歴史能力検定」という良い試験もありますしね。
ただし、経験上、古代から勉強するのは辞めた方が良いでしょう。
日本史が難しいと感じる原因
日本史を難しくしている1番の原因は、
「古代」から教科書がはじまることと思います。
なんせ、
「古代はわかっていないことが多い。」
でしょ?
邪馬台国の卑弥呼が試験に出されるにも関わらず、
いまだに邪馬台国がどこかわからない。

「わからないことはちゃんと調べなさい」
って言う人もいますが、
古代においては、
ちゃんと調べていたら、考古学者になっちゃいます。
危険、危険。深入り危険。
古代の「危うさ」パート2
そして、「古代はそもそもわかっていない」うえに、
新たな遺跡発掘や科学の進歩(DNA解析、炭素年代測定法の進歩など)によって、
「通説」がひっくり返る可能性もあるんですよね。
現在では縄文時代から稲作・定住が始まっていたことは「常識」となりました。
30年前には全く違うことを習いました。
The Blue Heartsの歌で、
♪見てきたことや 聞いたこと 今まで覚えた全部
でたらめ だったら 面白い そんな気持ち わかるでしょ
って歌詞がありますが、
古代って、まさにこれを地で行っているんですよね。

それに、「古代人」ってちょっとイメージつかない。
最近では、古代と近代、両方から始める学校もあるようですが、
「日本人」って呼んで良いのかも怪しいですし(「日本」という概念がまだない)、
やっぱり、古代は後回しで良いかな~、って思うんですよね。

「縄文時代の無限ループ」
と言うそうです。
①わかっていないことが多い
②新発見でひっくり返ることがある
③古代人のイメージがつきにくい
明治維新を「基点」に
じゃあ、どこから始めるべき?と言えば、
幕末・明治維新がオススメ。
ただ、教科書だけ読んでもわからないと思うので、「一般書」もあたってみることをオススメします。
近年、「明治維新は正しかったのか?」という問題が浮上していますが、これもまた面白い話です。
他の時代も知らなくてはいけなくなる
幕末・明治維新から始める最大のメリットは、
「他の時代も知りたくなる」
ことですね。
卑弥呼から太平洋戦争へは関連が少ないと思うのですが、
幕末・明治維新はどこへ行くにも関連があります。
たとえば、明治維新の尊王思想を知るには「南朝史観」を知らなくてはいけない。
「南朝史観」を知るためには、鎌倉後期から室町時代にかけて勉強しなくてはいけない。
それがどうして「尊王思想」に結びついたのかは江戸時代についても知らなくてはいけない。
といった具合です。
興味が増えれば勉強意欲も湧くでしょう。
というわけで、
「まずは、幕末・明治維新」を!
★教科書だけではなく一般書も!。(漫画でも良い)。