~「もう一つ上の日本史」出版に伴い、勉強方法も変える必要が出たので、全面改訂突入します~

日本史に関係ないじゃないか?と思うかもしれないが、日本史をたどると、どうしても日本人の起源の話が必要であり、それをさらに辿ると人類の起源の話まで必要なのだ。

そして、人類の起源について知るには、生物の起源の話が必要であり、さらには地球の起源宇宙の起源が必要となる。

もっとも宇宙の起源まで行かなくても、歴史を考えるうえで、生物学的知識があるのとないのとでは、「かなり」違うであろう。

2019年1月末に『進化論はいかに進化したか』という書籍が発売されたが、こんな本を心から待ち望んでいた。2019年、最高の本ではないかと思う。

本書の構成

第1部は「進化論」について、第2部は「生物進化学」について書かれている。

どちらも非常に面白い。(読書メモは膨大すぎて割愛。)

第1部で目を引いた点は、

現在の進化生物学ではダーウィンの進化論は基本的には認められていない。

とハッキリ書かれていること。

進化論関係の書籍は5冊くらい読んでみたが、ここまでハッキリ書いた本はこれが初めてであろう。

そして、その理由をここまで明快に書いてくれた本も初めてである。

もっともこの書籍はダーウィンその人を批判する本ではなく、むしろその逆で、ダーウィンにまつわる誤解を解くとともに、

「分岐進化」を示したという点でダーウィンの偉業を讃える本!

でもある。

第2部で、特に紹介したいことは、

「爬虫類」から「哺乳類」が進化したのではなく、

初期の【羊膜類】から「爬虫類」と「哺乳類」が進化した

ということ。

また、DNA解析によって、全く想像つかない動物同士(クジラとカバとか)が近縁種だと判明したことなども紹介。

ちなみに、日本には「ダーウィン進化論」よりもスペンサーの「社会学的進化論」の方が先に紹介された。

それが、板垣退助の自由民権運動加藤弘之の国家主義転向にも影響を与えたという。

ダーウィンは「自然淘汰」としか言っていなかったが、スペンサーが「最適者生存」という言葉を作ったことで今日までにおける様々な誤解のもとになってしまった

そして現在、ダーウィンの考えをベースに「進化論」は進化したが、それだけでは説明つかないことが多数出てきた。(木村資生先生の「中立説」とかね。)

遺伝子解読など技術の進歩に伴い、新たな考えも出た。

(と言ってもそれはネオダーウィニズムのことではない。このあたりの用語の整理も必要であることが書かれている。)

自然選択はあるけど、それはごく一部」というところで今に至る。

外れはない、と断言できるので、是非本書を。

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