こんにちは。
今回ご紹介しますのは「もう一つ上の日本史」。
正直、驚きました。
ここ3,4年かけて日本史関連書籍を200冊くらい読んできましたけど、
コレ2冊熟読すれば、僕の知識はいとも簡単に凌駕されてしまう気がします・・・
百田尚樹先生の『日本国記』を1つ1つ訂正するblogの存在は知っておりましたが、
書籍化されていたとは知りませんでした。
全体的に、百田先生のちょっと「前のめり」な筆致の部分を、現在の歴史学の到達点を根拠に訂正する、という校正になっております。
百田先生の「前のめり」な部分とは、相当数の日本人が思い込んでいるのではないかと思います。
気付かされる部分が多々ありました。
『日本国記』を買ったけど、イマイチ納得していない人、
『日本国記』を買っていないけど、「王道」を勉強したい人にオススメです。
わざわざ『日本国記』を買い足す必要は、ありません。
むしろ買うべきは教科書。
やっぱ、プロは違う。
とはいえ、百田先生のことは嫌いではありません。
百田先生の本は何冊も読みましたが、一番面白かったのは、百田先生がショッピングセンターでウ●コを漏らした話でしょうか。
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実況中継シリーズなどでは解説が物足りないという高校生にもオススメ。
【大正時代】
追記:明治維新編が特に良い
精読が必要な類の本ですので時間はかかります。
しかし、改めてこれ以上の日本史本はないと思いますね。
その中でも明治維新編は特に良いと思います。
巷には「俗説」、「デマ」、「ヘイトまがい」があふれていますが、
『日本国記はという本は有る意味、それを集約してくれました」
と書かれておりました。
本書は、「俗説の集大成に対する反証の集大成」。
でも、ちょっと日本の悪い面ばかりに偏っているかな。
各国の「ひどさ」も公平に乗せて欲しいという希望もありますが、
この書籍の特色上、そして分量の面からもそこまでは手が回らなかったと思います。
浮世先生の次作に期待しております。
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