こんにちは。
今回ご紹介しますのは、「第1次世界大戦における日本」についてです。
「もう一つ上の日本史」(浮世博史、2020年)、「マンガ日本の歴史」(石ノ森章太郎)などを参考にさせて頂きました。
イギリスが日英同盟に基づく日本の参戦を回避しようとしていた(p160)
世界史を勉強しているとき、
「日本は日英同盟を理由にイギリスから打診を受けて参戦」
と書かれていたのでそうに覚えておりましたが(「日本国記」もこの筆致をとります。)、
イギリスが日本参戦をさせないようにしているシーンが描かれている
ので驚きました。
一体、どっちが正しいのだろう?と思っていましたが、
どうも、イギリスは「東アジアでの対独参戦回避」を希望が正解のよう。
「中立を保ったままで、東アジアのドイツ艦艇に攻撃および牽制して欲しい」
って頼んでんだよな。
都合良いんだよ。
「膠州湾は戦後、中国に還付する」
って領土的野心が無いことをアピールして、やっとイギリスの同意を得たよ。
日英同盟は大事だ。
でも、大陸進出のチャンスじゃん。
【第1次世界大戦における日本】
日本は日英同盟を理由に中国のドイツ領および南洋諸島のドイツ領を占領。
また、依頼を受けて欧州にも派兵。護衛などで活躍。
(これが原因で発言力、存在感が増してパリ講和会議、国際連盟でも重要な役割を担うことになったという説がある。)
同盟国であるイギリスは日本が中国における権益を獲得することを苦々しく思っていた。
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第1次世界大戦について
ヴィルヘルム2世がとにかく悪いっ!
世界史を勉強したときは、とにかく「ヴィルヘルム2世」が諸悪の根源っていうことくらいしか覚えておりませんでした。
(せっかくビスマルクが平和をもたらしていたというのに!)
また、日本は戦場になっていなかったので、あまり日本を意識しませんでした。
最近、また第1次世界大戦関連本を目にするようになったので、また勉強したいと思います。
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それにしても第1次世界大戦は、その後の世界情勢に大きな影響を与えたものでしたので、詳しく知る必要があると痛感します。
(ヒトラーが誕生したのも第1次世界大戦があったからですね。)
「映像の世紀」はオススメ。
「映像の世紀」を観て、毒ガスなど「とんでもない兵器」が使われた、っていうことは印象に残りました。
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永田鉄山は総力戦を決意
この戦いに観戦武官として見学していたのが永田鉄山。
次の戦いは「総力戦」になることを見越しております。
青島ビールとバームクーヘン
教科書(参考書)の書き方は?
「イギリスは、東シナ海におけるドイツの武装商船の撃破のため、日本に参戦を求めた。しかし、日本政府(第2次大隈内閣)は外務大臣加藤高明が中心となり、列強の関心がヨーロッパに集中しているすきに、東アジアにおける諸権益を強化し、その地位を確固たるものにするよい機会だと考え、軍事行動を海上作戦に限定するよう求めたイギリスの要請には応ぜず、参戦の根拠を日英同盟協約におくことにして、1914年8月、対独宣戦を布告し、連合国陣営に加わった。そして3ヵ月ほどで、日本陸軍は東アジアにおけるドイツの重要な根拠地である中国山東省の青島を、海軍はドイツ領南洋諸島(赤道以北)を占領し、ドイツの勢力を東アジア・オセアニアから一掃した。また連合国の要請で、日本の艦隊が地中海に出動して警戒にあたり、ドイツ海軍と交戦した。
p415
(じいさんはひっこんどれ。)
アメリカの時代、キターッ