こんにちは。
今回ご紹介しますのは、日本史とは全く関係なく、「プレゼンテーション」についてです。
ご存知の方も多いと思いますが、巷では「プレゼンテーション」についての書籍が「わんさか」あります。
私自身も若い頃、学会発表するのに「プレゼンテーション」本を読み漁ったことがあります。
どの本も、いいこと言っていたりするんですよ…
しかし、四十過ぎて思うのは、
そもそも、「プレゼンテーションにコツなどいるか?」という問いかけです。
これには、
「しゃべりたいことだけ、しゃべればいいんじゃん」
という思いと、
「小手先の技術を磨くより、内容をちゃんとしっかりすべきじゃないの」
という思いがあります。
そして、何より「プレゼンテーション”だけ”上手くなって欲しくない」と思うのです。
世界史史上で最も「プレゼンテーション」が上手な人は誰でしょうか?
「スティーブ・ジョブズだ!」と言ってスティーブ・ジョブズを真似して学会発表しても、医学発表と商品説明は全く別物ですので、とんだ場違いになるでしょう。(ちなみに国内でジョブズのマネをしても、鹿鳴館時代的な寒さを感じます)
「ヒトラーだ!」と言ってヒトラーを真似して学会発表しても怖いだけです。浮きます。(ちなみに彼はオペラの手法を演説に取り入れました)
彼らのように流暢にプレゼンテーションをする人に対して憧れもあるかも知れませんが、
なんで彼らがそんなにペラペラしゃべれるのかというと、
「サイコパス」だから、という可能性もあります。
ですので、そんなところは目指さず、
朴訥でいいので、
聞き取りやすい声で、
誠意をもって話せば、
それが一番良いプレゼンテーションなんじゃないか、って思います。
東洋医学では「知る者は言わず、言うものは知らず。」という諺もありますが、
ペラペラしゃべれるのは「厚顔無恥」だから、という可能性もありますしね。
コロナ禍で、テレビ的に「映える」コメントを求められて、勝手に発言を切り取られたりして困っているドクターをみますと、ますます「プレゼンテーション」ってなんだろう、と思います。
ちなみに、ここで紹介しております「ザ・プレゼンテーション」という書籍で印象に残っていますのは、
「なぜ1対1の会話だとスムーズに話せるのに、パワーポイントを使うと話しにくくなるのか。それは、語り手と聴衆との間にパワーポイントが入ってしまい、語り手と聴衆が直接話していないからである」
というニュアンスの文でした。
あまりパワポ技術に執着しない、
シンプルで内容のあるプレゼンを聞きたいですな。
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もちろん、プレゼンテーション系の本は「何冊か」(1~3冊)は読んだほうが良いと思いますよ!