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アメリカに対して、「憧れ」と「反感」という相反する2つの感情を抱いている方は多いのではないでしょうか。

特に戦前のアメリカをすべて「悪」とみなすような考えも根強くあるようです。

しかし、日米は「太平洋の覇権」をめぐってずっと争っていたわけではございません。

「アメリカ」と一括りにしないで、「親日派」なのか「反日派」なのか読み解く必要があると思います。

7左 1920年代、共和党政権と日本との関係はむしろ良好(p175)

アメリカ大統領の横顔

1913民主党ウィルソン
1921共和党ハーディング
1923共和党クーリッジ
1929共和党フーヴァー
1933民主党F.ルーズベルト
1920年代、共和党政権と日本の関係は良好です。

ハーディング時代(1921~1923)

ワシントン会議(1921-1922)コチラも
★在職中に死亡

クーリッジ時代(1923-1929)

★アメリカの繁栄を築く
★「排日移民法」(1924)には反対していた(ただ、議会は野党優勢)

クーリッジ
我が国は日本とは紳士協定を結んできた歴史があります。

排日移民法は従来の日本との協定に反すると思うのです

あと、「排日移民法」という名前もやめた方が良いですよ。

フーヴァー時代(1929-1933)

★世界恐慌(1929)に直面
★再選に失敗してからも精力的に活動。日本の地位復活を支え、対日政策にも影響を及ぼす。【コチラも

フーヴァー
私ほど誤解されている人はいないのではないでしょうか。

経済の専門家である私でも世界恐慌は悪夢のようでした。議会は私の反対を押し切って欧州を切り離しました。あれは良くなかったと思います。

さらに!

フランクリン・ルーズヴェルトみたいな「狂気の男」が大統領になったおかげで、あんな戦争になったと思います!

すごーく大雑把に言うと、アメリカには「ストロング・ジャパン派」と「ウィーク・ジャパン派」があり、共和党は「ストロング・ジャパン派」。民主党は「ウィーク・ジャパン派」。

経済関係も良好

詳説日本史研究より。

ワシントン会議以後、ほぼ1920年代を通じて、日本政府は国際協調、とくにアメリカとの協調関係の確保に努力し、貿易の振興など経済外交を重んじた。

当時、アメリカは日本にとって最大の貿易相手国であり、1920年代半ばころで、日本の総輸出額の約40%がアメリカ向けの、また総輸入額の30%近くがアメリカからの貿易品であった

したがって日本にとって、とりわけアメリカとの友好関係の維持は、最も重要視された。

1924年、加藤高明内閣成立後まもなく、アメリカにおいて新移民法が実施され、日本人移民がアメリカに入国することが事実上できなくなるなど、相互に国民感情を悪化させる事件がおこったが、外交レベルにおける日米両国の協調関係は維持された

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