~「もう一つ上の日本史」出版に伴い、勉強方法も変える必要が出たので、全面改訂突入します~

☞【日本人は読書好きだが問題アリ!?】『異人たちが見た日本史』(内藤孝宏、2015年、洋泉社)

【中古】 異人たちが見た日本史 /内藤孝宏(著者) 【中古】afb価格:350円
(2020/7/8 15:52時点)
感想(0件)
異人たちが見た日本史中古価格
¥299から
(2020/7/8 15:44時点)

日本人は外国人たちの目にはどう映るのでしょうか?

自分たちは当然と思ってやっていることが、外国人から見ると非常に奇妙に感じるという話は枚挙に暇がありませんが、本書は戦国期から幕末期に来日した、日本史に影響を及ぼしたような外国人から見た「日本人」を、当時の歴史的な背景なども踏まえて紹介した本です。

もちろん、日本史的なことも書かれているので日本史の勉強にもなります。

今回紹介された11人、どれも示唆に富む話ばかりでしたが、その中でもちょっと面白かったのが、「ゴローニン事件」で知られるロシア海軍士官ヴァーシリー・ゴローニン。

彼は日本人のことを「非常に読書好き」と記すも、それにうんざりしていたそうです

なぜかと言いますと、当時の日本人たちは「黙読」ということを行わなかったからです。

そして、この「音読」が、「棺おけの前で読み上げる声」と似ていたそうで「不快でしょうがなかった」とのことでした。

たしかに一般的な日本人の日本語のしゃべり方というのは抑揚がないですね。

理解できない言葉をひたすらお経のように毎日毎晩聞かされたらそりゃ、うんざりもするでしょう。

ただ、ゴローニンの見張り役が勤務中もずーっと本を「音読」していたおかげで、見張りがどこにいるのかすぐわかったため用意に脱獄できてしまったとのことです。

ほかにもフランシスコ=ザビエル、マシュー=ペリーら、小学生でも知っている外国人のほか、「フランソワ=カロン」という料理見習いからオランダ商館長まで出世したオランダ人なども紹介。

本当は日本人に変装してすぐにバレた「シドッチ」や、ほら吹きの冒険家「ベニョヴスキー」、あるいは不老不死を求めた「徐福」なども紹介したかったであろうでしょうから、続編もあれば見たいところではあります。

最近でこそ、こういう切り口の本は増えましたがね。↓↓
しくじり日本史ざんねんな偉人100 [ 小和田哲男 ]価格:1,320円
(2020/7/8 15:35時点)
感想(0件)
ざんねんな日本史偉人伝 NHK『DJ日本史』 [ NHK『DJ日本史』制作班 ]価格:1,100円
(2020/7/8 15:36時点)
感想(0件)
ざんねんな偉人伝それでも愛すべき人々【電子書籍】[ 真山知幸 ]価格:1,019円
(2020/7/8 15:49時点)
感想(0件)

ちなみに、シーボルト事件(1828年)はシーボルトが日本国地図を高橋景保から受け取って国外に持ち出そうとしたことで罰せられたと書かれることが多いのでが、実はこれは仕組まれたものであり、高橋景保からパワハラを受けた間宮林蔵が密告したのだと書かれております。

真相はわからないのですが、どうなんでしょうか。

ちなみに間宮林蔵は幽閉中のゴローニンに会いに行っており、話の流れで「戦になったら日本は負けぬ」と言い放ってもおります。

間宮林蔵は日本史上は「間宮海峡発見」としか習いませんが、そもそも単身で間宮海峡発見とか、さらにその足で中国も探索して帰ってくるとか、ちょっと普通の人ではできませんよね。

隠密と考えるのが妥当なのでしょうか、どうでしょうか。

ちょっと気になるところではあります。

「元祖:異人」といえば私、フランシスコ・ザビエルの項もアリマース。

最初が私で、次がカブラル、その次にヴァリニャーノが紹介されてイマース。
もちろん私のことは良く書いてくれていますが、カブラルのことはもっと悪く書いても良いと思うんですよ、多分。

☞【『バテレンの世紀』もオススメ】