~「もう一つ上の日本史」出版に伴い、勉強方法も変える必要が出たので、全面改訂突入します~

☞【ルイス・フロイスの、話は長い。】『ルイス・フロイスが見た 異聞・織田信長』(時空旅人編集部、2018年、三栄書房)

ちょっと親近感を覚えてしまうんですな。

【ルイス・フロイス】
1532年、ポルトガル生まれ。
10歳より王室で雑務に従事。

17歳、ザビエルに憧れイエズス会に入会。その2ヵ月後にはゴアでの修行を開始する。
ちなみにイエズス会は、「①贅沢しない、②上位者に服従、③生涯未婚」の掟があったので、家系継続を欲した両親は涙した。
32歳、1563年に来日。外国人ながら信長に18回も謁見。
51歳頃からポルトガル王室の依頼を受けて「日本史」の執筆開始
以後、九州に籠って執筆に尽力する。時には1日10時間、これを10年以上続ける。
最終的に誰が読むんだというくらいの大作となり、上司にあたるヴァリニャーノの「もう少し短くできないか?」という依頼もつっぱねる

20世紀まで日の目を見ることはなかったが、「冗長過ぎた」おかげで今では貴重な史料として役立っている
1597年、65歳で没。
 
なんせ細かいんですよ。

別の本にありましたが、日本人の「鼻クソのほじり方」についてだとか。

でも、こうした「細かすぎる」記載のおかげで今では貴重な史料となっているのです。

どうしても世に出したいことは、誰の反対があったとしても世に出すべき、とフロイスから学べますな。

目先の利益なんてどうでもいいんですよ。
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信長に対する同時代の史料としては、太田牛一の書いた「信長公記」、小瀬甫庵の書いた「甫庵信長記」が知られます。

しかし、太田牛一は家臣にあたったため、「忖度」があったと見られます。

また、秀吉政権、家康政権も経験しており、秀吉、家康にも「忖度」があったと見られます。

小瀬甫庵は医学も学んだ学者でした。

1564年生まれと、一回り下の世代です。

この「甫庵信長記」は大衆に広く読まれます。

ただ、問題点は、「創作が多い」ということです。

桶狭間の戦いにしても、長篠の戦いにしても、秀吉の一夜墨俣城にしても・・・

その点、フロイスは驚くべき記憶力をもとに、当事者しか知り得ないようなことまでかなり詳細に書かれているので史料としての価値が高いのです。

フロイスの人物評も面白いんですよね。

秀吉について、「片方の手の指は6本」と書いたのもフロイスです。

「多指症」って、実はそんなに珍しい病気ではなくて、小さいうちに手術して治します。

1000人に1人とすると、1年間に100万人生まれるとすれば、年間1000人くらいはいる計算。

2020年大河ドラマの主役となった明智光秀については、かなり「辛辣」に書いているんですよね・・・。

裏切りや密会を好み、刑を科するに残酷で、独裁的でもあったが、己を偽装するのに抜け目がなく、戦争においては謀略を得意とし、忍耐力に富み、計略と策謀の達人

友人たちの間にあっては、彼は人を欺くために72の方法を深く体得し、かつ学習したと吹聴していた

戦国の世においては、これを「褒め言葉」とも捉えることができるのかも知れません。

しかし、そのような光秀を、ついつい「厚遇」してしまう、「策謀家ではない、お人好し」の信長の行動を苦々しく感じてもいます。

(信長は)奇妙なばかり親しく光秀を用いた

フロイスがこうしたイメージを抱いていた頃、信長は光秀の功労を讃える文書を何度も書いています。

佐久間信盛は放逐され、光秀が近畿方面軍の司令官となった時期です。

織田家で最高位となり、総戦力は3万となります。

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やはりマイナー過ぎて、テストには役立たないと思いますが、興味のある方はどうぞ。