こんにちは。
今回ご紹介しますのは、桃崎有一郎先生の『室町の覇者 足利義満ー朝廷と幕府はいかに統一されたか』(ちくま新書、2020年)です。
桃崎有一郎先生の著書は過去にも紹介いたしましたが【コチラ】、
今回も名著の予感。
まだ1章の途中ですが、大げさではなく「1文読むごとに」膝を打っております。
室町幕府は、
直義と直義党武将たちが命がけの努力をして成立した【直義政権】であり、尊氏はそこに将軍として迎え入れられたに過ぎない、
と考えると、その後の「観応の擾乱」が腑に落ちました。
とにかく文章にキレがあってわかりやすい(桃崎先生は天才と思います)ので、ぜひご一読を。
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室町の覇者 足利義満 朝廷と幕府はいかに統一されたか (ちくま新書 1471) [ 桃崎 有一郎 ]価格:1100円 (2024/5/20 16:51時点) 感想(2件) |
室町幕府成立過程は教科書読んでそれなりに理解していたつもりでしたが、
桃崎先生は教科書よりも短い文で、教科書よりもわかりやすく説明してしまっているんですよ。
私自身は基本的に教科書熟読賛成派なんですが、桃崎先生が天才すぎるんです。
桃崎先生の解釈をもとに、全文書き直し中です^^