~「もう一つ上の日本史」出版に伴い、勉強方法も変える必要が出たので、全面改訂突入します~

☞【なぜ加賀藩はダメだった?】『幕末雄藩列伝』(伊東潤、2017年、角川新書)

「幕末の雄藩」と言うと、「薩摩」と「長州」を思い浮かべるでしょう。

でも、「幕末」の歴史は彼らだけのものではありません

それぞれの藩が、それぞれの理由で、混沌としながら生きていたのです。

たとえば、加賀藩

加賀百万石と言われるように、加賀藩は薩長よりも多くの石高を有し、なお京都へも近いという地の利をもっていました。

しかし、なぜ新政府で確固たるポジションを得ることができなかったのでしょうか。

理由は、「どっちつかずの態度でいた」こと。

それと、「コミュニケーション不足」も挙げられるでしょうか。

親が「佐幕」で、継いだ息子が「勤王」で上手くいくはずありません。

失策に失策を重ねるのですが、逆にここまで失策だらけだと人間くささも感じる。

石川県出身の知人がいたら、なぜ百万石を有し、京都からも近いながら幕末で大した役割を果たせなかったのか聞いてみよう。

意外と面白い推測が返ってくるかも。

もっとも、西南戦争で西郷隆盛の首を発見した千田文次郎と、

紀尾井坂の変で大久保利通を暗殺した島田一郎は加賀藩士。

藩主に振り回された無念さを彼らの刃に感じる。

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一方、薩摩藩

「薩長土肥」と言いますが、

実際は薩摩藩こそがメインでしょう。

薩摩藩が長州を助けなければ討幕は実現しませんでした。

でも、薩摩藩は島津重豪の代では借金まみれだったのです。

黒字となって、余剰資金を富国強兵にまわすことができたのは調所広郷の功績が大きかったのでしょうが、

「お由羅騒動」では久光方を支援したことから「斉彬ー西郷」を是とする史観において悪人の如く書かれてしまうのですがね。

もっともっと評価されて良いと思います。

ただ、内容は「借金踏み倒し」に奄美三島を酷使しての「専売制」、そして「偽金作り」などと決して褒められたものではないのでしょうが。【コチラも

そのほか、長州藩、会津藩、佐賀藩、土佐藩、水戸藩、彦根藩、長岡藩、松前藩、庄内藩、仙台藩といった比較的メジャーなところから、

脱藩大名として幕府方として戦った林忠崇の請西藩、

徹底抗戦を貫き裏切った三春町とは今でも不仲(?)の二本松藩など収載。

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