~只今、全面改訂中~

こんにちは。

今回ご紹介しますのは、鈴木荘一先生の「明治維新の正体」(2017年、毎日ワンズ)です。

2017年No.1(個人の感想)

さて、幕末について皆さんはどのようなイメージを持たれているでしょうか?

まさか、

「黒船襲来」→「今の幕府じゃあかんぜよ!」→「坂本龍馬が奔走」→「なんだかんだで江戸城無血開城」→「平和に明治維新を迎えて」→「富国強兵、さすが日本」

みたいなイメージを持っていないでしょうか。

(というか、これは20代前半で「おーい!竜馬」を読んだ、当時の僕の明治維新観なんですがね。)

とりあえず、「おーい!竜馬」を読んで育った僕は間違っておりました。

個人的には2017年、No.1の書籍です。

また、筆者からは日本史勉強法も教わった気がします。

それは年表重視。

昨今、細かい年表は覚えなくても良いみたいな風潮がありますが、年表を勉強する意味は、単純暗記をすという意味ではないんですよね…

年表を眺める癖をつけておくことによって、

実は思っていたものの前後関係が逆だったり、遠いと思っていたことが近かったりすることに気付くのですよね。

徳川家斉死亡から倒幕まで26年ですよ。

そういうことは普段から年表を意識しないと気付かないのです。

徳川慶喜の評価は??

ただ、気になるのが徳川慶喜評。

著者は徳川慶喜を大絶賛しています。

しかし、やはり僕自身は否定的なんですよね…

(※ちなみに、徳川慶喜に最期までお供した板倉勝静は、「慶喜と行動を共にしたことを後悔している」とまで言い残しました…。)

慶喜の母親は公家、と考えるといろいろ腑に落ちますので、【コチラも】是非参考にして下さい。

でも、「どっちが正しいか?」などは歴史を強するにあたって問題ではないでしょうね。

そんなの関係なくオススメです。

ブレーンである原市之進暗殺以降、精彩を欠くという話も。コチラ

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