こんにちは。
今回ご紹介しますのは苫米地英人先生の「明治維新という名の洗脳」(2015年)。
日本史は面白い!
この本を読むまで、「日本史は世界史よりつまらない」と思っていました。
でも、読んでみてその考えを大きく変更しました。
そういう意味で僕の中では「画期的な」本です。
それまで明治維新って、
何となく「開明的な志士たちが古い頭の幕府を打倒して、西洋の文化を吸収しながら富国強兵を目指した」みたいなイメージをもっていたのですが、とんでもありませんでした。
(でも、「おーい、竜馬」などの影響でそういう考えを持っている人は少なくないと思いますが・・・)
全てにおいて「目からウロコ」でした。
苫米地先生のマルチな活躍
さて、作者の苫米地先生ですが、正直この人、「すごい」のです。
何がすごいのかと言いますと、この方、過去に「オウム真理教患者の脱洗脳」なんかの仕事もやっているのですよね・・・。
(専門などないほど、多岐にわたって博学なのですが、一応、そちらがご専門です。)
さらには国際政治コメンテーターとしてテレビに登場したり、
(一番現実的で良いことを言っていたと思います。)
またあるときはプロレス雑誌のインタビューに答えて、趣味のギター収集などについても語られておりました。
(実にインタビュー内容も実に面白いです。桜田門外の変で武士のくせにピストルなんか使うから水戸藩がダメだとかいう話も。)
このようにジャンルを問わず、実に幅広い活躍をされております。
(書籍も多数出されておりますが、どれもためになります。)
明治維新の1st bookに。
学者以外の方の歴史書はあまり面白くないと思っていましたが、苫米地先生に関しましては、全くあてはまりませんでした。
幕末には「国際金融資本家」が日本に関わっていましたが、
そういう人たちの考え方は苫米地先生のような人(お金持ち)の方がよくわかるのかな・・・と思ったり。
もし、これから日本史、そして明治維新を勉強してみたいと思う人は1st bookとしてオススメしたいと思います。
教科書に入る前、明治維新の1st Bookとしてオススメ。
1863年、日本。
さて、幕末の転換点として1865年の南北戦争終結を挙げる説も御座いますが【コチラ】、
苫米地先生は「1863年」を挙げております。
この年は、
- 長州:外国船砲撃(5月)
- 薩摩:薩英戦争(6月)
- 京都:八月十八日の政変(8月)
などがあった時代です。
しかし、苫米地先生の着目する点は、
①外国銀行(Central Bank of Western India)の日本進出(3月)
②外国船砲撃の2日後に「長州ファイブ」がイギリスに密航(5月)
です。
戦争が起きると当事国の通貨が暴落して国際通貨を使わなければ銃一本買えなくなるので、戦争が起きた時に「当事国に銀行がある」ということが、国際金融家にとって重要だそうです。
(※ちなみにこの時期、欧州各国はどこも戦争をしており、メキシコ・ドルが使用されています)
そして、長州ファイブたちは国際金融家によって、「育てられた」と言うのです。
(ちなみに、長州藩は、「イギリス」には砲撃していない!)
これはどういうことだと思いますか?
是非是非、本書を!!
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明治維新という名の洗脳新装版 150年の呪縛はどう始まったのか? [ 苫米地英人 ]価格:993円 (2019/5/12 15:55時点) 感想(0件) |
僕自身は、本書を読んで、さらに詳しく知りたいと思いまして、明治維新本を30冊くらい読むことになりました。
苫米地先生のコチラもオススメ。
【追記】アベノマスクの受注先
コロナ禍。
400億円以上かけて国民に「マスク2枚」渡すという「アベノマスク」。
しかし、その後、マスクの受注に麻生太郎さんの持っているミャンマーの会社が深く関わっているとの報道がなされております。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2004/08/news007.html
真偽はハッキリしないのですが、この安倍さんと麻生さんは親戚。
この2人は幕末の萩藩(わかりやすく言うと長州藩)の流れを汲んでおります。
本書にも書かれておりますが、真の民主主義を取り戻すためにはこうした世襲財閥的な人たちを取り除かねばならない、みたいなことが書かれております。
2015年はまだ安倍さんが安泰な時期だったと思いますが、苫米地先生は早くから安倍さんと麻生太郎を糾弾しているのですよね・・・。