こんにちは。
今回ご紹介しますのは本郷和人先生の「空白の日本史」(2020年)。
ついつい買いたくなるのが本郷先生の書籍です。
今回も「本郷節」をたっぷり読ませていただき、勉強になりました。
2/11は何の日でしょうか?
まず驚いたのがコレ。
2月11日は「建国記念日」だと思っていましたが、実は「建国記念の日」でした・・・。
まず背景に「干支における【辛酉】が革命年(つまり60年おき)で、さらに1260年おきの辛酉に【大革命】が起きる」という思想があります。
明治の学者たちは、「明治維新の1260年前は聖徳太子がいた頃だ」→「聖徳太子の1260年前はいつだ?」ということで、「紀元前660年に神武天皇即位した」と決めました。
というわけで、紀元前660年1月1日が建国記念日になったのですが、太陽暦採用により明治6年から、2月11日が建国記念日となったわけです。
しかし、当然ながら「近代国家でそれはないだろ~」という意見もあり、1966年、「建国記念の日」と、間に「の」を入れることで、ぼやかしたというわけです。
ちなみに次の「辛酉」は2041年(大革命ではないけど)。
2041年にも、この思想に便乗した人たちが本物、ニセモノ含めて出てくるのではないかなぁと、思っております・・・。
ちなみに、「辛酉が革命年」だなんていうのは「こじつけ」だと思っていますが、これを最大限に活用したのは781年に即位した桓武天皇でしょうか。
【コチラ】
それはそうと、ハッピーマンデーよりも、間に休日があった方が身体はラクだし、何となく嬉しいんですけどね・・・。
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