~「もう一つ上の日本史」出版に伴い、勉強方法も変える必要が出たので、全面改訂突入します~

☞【飛鳥(白鳳)時代×略年表4:壬申の乱はこうして起きた。天智・弘文親子時代。】

天智天皇からの時代(あるいは天武天皇からの時代)は白鳳文化にちなんで「白鳳時代」とされることも多いが、飛鳥時代と書かれるものもある。飛鳥時代というと奈良県をイメージするが、天智天皇時代の首都は滋賀。しかし、天武時代に再び奈良県に移るのでややこしいと言えばややこしい。

第38代:天智天皇期(668年~671年)

【天智天皇】・・・舒明天皇、皇極天皇の第二皇子とされている。天武天皇は同母弟とされているが、異父兄という説もあり。

668 唐・新羅連合が高句麗を滅ぼし、朝鮮半島を支配
669 中臣鎌足死去。藤原姓となる。 (※息子の1人が不比等)
670 庚午年籍(こうごねんじゃく)が作られる

(※全国規模の戸籍。ただ、東北北海道、沖縄は入っていない。)

★庚寅年籍(こういんねんじゃく)は持統天皇の時。

法隆寺が焼ける
671 天智天皇死去。

(※大海人皇子はその前に身の危険を感じて出家し、吉野へ。)

白村江の戦は危機を煽って中央集権を狙った?コチラも

one more:高句麗の歴史

【高句麗】…ツングース系の民族が満州から北朝鮮にかけて建国した国家。後漢末に遼東の太守公孫氏に追われて、209年、鴨緑江流域に移り、その北岸に丸都城を築いた。これが実質的な建国である。中国が三国時代の分裂期にはいると勢力を強め、313年に楽浪郡を滅ぼし、427年には都を平壌に移し、現在の中国東北地方から北朝鮮に及ぶ大国となって繁栄した。広開土王の時は領土を南方に広げ、朝鮮半島に進出した倭人とも戦った隋の煬帝の遠征軍を撃退し、唐の攻勢にも激しく抵抗したが、668年に滅亡した。4-5世紀に高句麗が強大になったことは、東アジアの中での日本国家の形勢に大きな影響を与え、高句麗時代の古墳に見られる壁画と日本の高松塚古墳(7-8世紀初頭)との類似性が注目されている。なお、貊族と同じツングース系の靺鞨は、「高句麗の遺民」と称して698年にほぼ高句麗と同じ領域に渤海国を建国した。大祚栄(靺鞨人出身)による。

★ツングース系…高句麗(貊族)、渤海(靺鞨族)、金(女真族)、清(満州族)。つまり高句麗は朝鮮人ではない

第39代:弘文天皇期(672年)

【弘文天皇】・・・天智天皇第1皇子。大友皇子。ただし、母の位は低く、そもそも大海人皇子の方が就任すると本人も思っていた?両者は皇位をめぐって壬申の乱で戦うことになるが、これには当時の東アジア情勢がからんでいた?

672 壬申の乱

※天皇の位をめぐって大海人皇子と大友皇子による。大友皇子が武器を集めているという情報を聞いて大海人皇子が決起。というが、これを単なる皇位継承の戦と見ると本質を見誤る

当時、唐と新羅が仲たがいを起こしており、白村江ショックから唐に隷属して新羅を倒すと言うのが天智天皇、大友皇子であり、新羅と手を組み、唐を半島から追い出す、という方針なのが天武天皇で、この両派閥の争いなのである。【コチラ:茂木先生の超日本史

天武が勝った結果、以後3代に渡り30年間、遣唐使は送られていない。

弘文天皇は即位式を行っていないことなどから天皇に数えられない時代が長く続いたが、1870年に追号された。

古代史講義戦乱篇:壬申の乱はコチラ

one more:則天武后

当時、唐を牛耳っていた則天武后。写真はwikipediaより。

【則天武后】…624(?)~705。中国史上唯一の女帝。655年から3代皇帝高宗の后となる(31歳?割と上だ…)。高宗の死後(683)、実子中宗、その弟の睿宗を帝位につけては廃位。690 年国号を周と改め、みずから帝位に。長年の課題であった高句麗を滅ぼし唐の安定化に寄与。(ちなみに隋は4回失敗)また、彼女が権力を握っている間には農民反乱は一度も起きておらず、民衆の生活は安定していたとされる。晩年は張易之兄弟ら寵臣が政を乱し、705年張柬之らの挙兵により中宗が復位し唐を再興するとまもなく病没。唐王朝の成立を支えたのは、北魏以来の北朝の各王朝の軍事基盤であった関隴集団と言われる鮮卑系貴族であったが、則天武后の立后を機会に、彼らの勢力は後退し、科挙によって官僚となった実務派が台頭した開元の治が可能だったのも彼らがいたから、という)。また、自ら漢字を創作し、則天文字と称した(国を圀とするなど)。他、仏教を崇敬し、官寺を大雲寺として保護したり、畜類の殺生や魚の捕獲を禁止したりしている。

日本における大仏造営と諸国に国分寺を造る仏教政策は、則天武后を真似たものであった

こちらの書「世界史の10人」でも傑人の1人として取り上げられる。従来考えられているほど悪女ではない説。持統天皇即位も彼女の影響?

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次章は天武・持統天皇夫婦、孫の文武天皇時代