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こんにちは。

今回ご紹介しますのは、「平泉と奥州藤原氏」。

「古代史講義」第15章(宮城学院女子大学学芸部人間文化学科教授、大平聡先生)よりお届けします。

もしも東北を旅行することがあれば、奥州藤原氏が残した足跡は必ずたどりたいと思いました。

古代史講義戦乱篇/後三年合戦はコチラ

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平泉・中尊寺金色堂の位置

まずは、平泉の位置から。

平泉といえば、「中尊寺金色堂」があまりにも有名ですが、この一帯には毛通寺(もうつうじ)、観自在王院、無量光院(むりょうこういん:宇治平等院を模した)、花立廃寺(はなだてはいじ:現在は痕跡すらない)など多くの大きなお寺があったそうです。

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末法思想、浄土教が盛行した11世紀~12世紀、全国には園池を配した浄土式庭園を有する寺院は多かっのですが、平泉のように近接地区に複数の浄土式庭園を有した寺院が存在した地方都市はないそうです。

頼朝の進軍後、当時の寺院はほとんど姿を消しましたが、中尊寺金色堂が往時の姿をそのままに伝えていることは奇跡と言われます。

奥州市は大谷翔平選手の出身地域でもあります。

ちなみに、大谷翔平選手の出身地は平泉の北に位置する奥州市です。

なんか、また、この地域は蝦夷の総本山的な場所でもありますね。

こうした地域から世界的なスーパースターが登場、と考えますと、なんかロマンがあります。

奥州市のビッグスター3人を挙げろと言われれば、大谷翔平選手の他に、斎藤実首相、小野寺信少将を挙げますね。

小野寺信少将はヤルタ密約の情報をつかんだ情報士官です。【コチラも】

ちなみに、岩手県出身の首相は4人もいます。原敬(盛岡市)、斎藤実(奥州市)、米内光政(盛岡市)、鈴木善幸(山田町)。

奥州藤原氏は独立政権か?

奥州藤原氏は「独立政権」だったのでしょうか。

あるいは、北方の貿易、あるいは金の発掘を行うための国家機関であったのでしょうか?

結論としては、奥州藤原氏は「京の模倣」として語られていた時代もありましたが、「中央政府とは良好な関係を築こうとしながらも、自己の歴史的伝統性を誇る、独自性をもった政権」と現在では考えられております。

※奥州藤原氏は京と密接に関わっていたことは確認されております。藤原忠実、頼長親子が荘園の年貢増額を要求して藤原基衡と対立したことがありました。(背景には鳥羽院の2人の皇后、待賢門院と美福門院の対立)

それらにより藤原基衡と、陸奥国守・藤原基成の間には強い結びつきが生まれ、その関係性から毛通寺造営に至ったことなどが明らかにされているそうです。(遠藤基郎氏、2015)

また、奥州藤原四代が「衡」の字を継いでいることは清原氏の末裔であることを意識したものです。

つまり、蝦夷から安倍氏、清原氏へと引き継がれた系譜を意識しているのでしょう。

それもあり、藤原氏は拠点を平泉にしたのでしょう。

【終】

中世史講義に進みます。

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