こんにちは。
今回ご紹介しますのは、佐藤優先生の「読書の技法」(2012年)です。
「知の怪物」とも言われております作者の佐藤優先生は、外務省時代に莫大な量の資料を読んでおられました。
現在は比較的自由な立場におられると思いきや、献本やら何やらで月に平均300冊、多い月は500冊以上(!)読まれているというのです。
ただ、誤解してはいけないのは、佐藤先生は、ただ「目を通している」だけではなく、「ちゃんと頭に入れてる」のです。
どうしてそんなことができるのか?
今回はその「超人的」な読書量を可能にする佐藤先生の「読書法」を紹介してくれると言うので、読まない手はないでしょう。
2012年に出された本ですが、私自身は、もしこの本に中学生、高校生くらいで出会えていれば、もっと違った人生を歩んでいたと思いますね。
といっても、どうせ「速読法」の類の話だろう、それに、わざわざ「読書の技法」なんて聞かされなくても同じ日本語なんだしその気になれば本なんて読めるだろう、と考えている人はいませんか?
そんな人こそ是非読んで欲しいですね。
私は本書を読んでから、「読書メモ」をとるようにしましたが、それによって、人の話の聞き方、ディスカッションの仕方も大幅に変わりました。
仕事面での効果も実感しています。
高校生に限らず、全世代にオススメです。
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追記
※まず、この本を読んでから、医学書の読み方が変わりました。それまでは「拾い読み中心」でやっていましたが、それは「わかったような気になっていった」だけでして、「ふんわり」とした理解しかできていないということに気付きました。精読は大事。
※また、仕事中に「メモ」をすることがあったら、後でしっかりと「文章」として残すという習慣をつけるようにしました。「メモ」は少ないうちは覚えられても、数が膨大になったり、日数が経過してしまうと、もはや何のことだかわからなくなってしまいます。
※ちょっとしたことですが、本に自分の考え、感想などを書き込みながら、「汚く」読む、ということも役に立ちました。この発想は今までなかったのですが、これをするようになってからその本を読んだ時の自分の率直な感想、知識レベル、心理状態などという新たな「軸」が加わりました。
※世界史勉強時は読書メモをノートにとっていましたが、日本史時はパソコンに切り替えました。一長一短ですが、パソコンの最大の利点は自分が書いたものの検索能力が優れていることだと思います。
※気が付くと「速読」の能力もついていました。具体的には「速読して良い本と、精読すべき本を峻別できるようになりました。
※本の「1回目」の読み方は、本により使い分けています。佐藤優先生は「1度目こそしっかり」と書いておられ、弁護士の山口真由先生は「1度目は流し読み(でも7回読む)」と書いておられます。(↓下記↓)どちらも正しいと思います。要は使い分けです。
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This book teaches you how to read books.
It helped me a lot in my work.
I recommend it to all generations.