~只今、全面改訂中~

【日本史×ココがダメ!】その2:自虐史観。勉強していると「鬱」っぽくなる。

こんにちは。

引き続き「日本史のダメなところ」を書きたいと思います。

今回は、「なぜ日本史を勉強していると鬱っぽくなるのか」です。

実際、勉強していると最初の頃は楽しかったのですが、段々鬱っぽくなるんですよね・・・

日本人の日本嫌い

まず、どうして日本人でありながら日本の国益を損なうような主張をする人がいるのか、ずっと疑問に思っていました。

そうした主張はいわゆる「知識人」に多く見られる気がします。

しかし、今回、日本史を勉強してみて、

日本史「だけ」勉強すると、日本嫌いになる

と痛感しました。

その原因を自分なりに考えました。

まずは、「行き過ぎた軍国主義への反省」というフレーズでしょうか。

これがあらゆる手段で繰り返しインプットされ、なんでもかんでも「反省」しなければいけない・・・ような気にさせられます。

(実際、他国も軍事費が問題となっていましたし、日本もはたして軍事国家と言るものだったのかどうか疑問なのですがね・・・。)

つづいては「勝てば官軍」という発想でしょうか。

この言葉は、裏を返せば「負ければ賊軍」

つまり、この考えでいきますと太平洋戦争で負けた我々は「賊軍となってしまい、何から何まで「賊軍」のやったこととして否定的に考えてしまうのではないでしょうか。

こうした考えがベースにあって、さらに日本史を勉強すると、

日本史自体もそうした考えが要所に詰まっているので、それが強化されてしまう

のではないか、考えております。

事実を捻じ曲げてはいけませんが、「自国の歴史に誇りを持てるような」日本史ではいけないの?

そんなことを思ってしまいます。

蒙古を撃退したのは高麗のおかげ?

日本の良さも過小評価されている気もします。

たとえば、「詳説日本史研究(山川出版社)」の蒙古襲来における記述は、

同時期に高麗でおきたクーデター(三別抄の乱)に感謝せよ

と読めなくもありません。

祖国のために勇敢に戦った鎌倉武士こそ真っ先に話すべきでしょうに。

コチラ:アンゴルモアも

さらに、古代から「伝えられたもの」ばかり強調されている気がします・・・

(基本的に文化交流は双方向性だと思いますし、先人に敬意を払って、宦官制度など「取り入れなかった」ものも紹介したほうが良いと思うのですが。)

須恵器が伝えられたとか、もう「どうでもいい」と思うのですがね・・・。

世界を見渡せば

これが世界史の知識のある人ですと、

他国もかなり「ひどい」ことをやっていることを知っています。

※敵の肉をミンチにして食べていた「安史の乱」みたいな。

※「独ソ戦」とかもなかなか酷い。【コチラも

※もちろん日本人の蛮行がなかったはずもないですが。【南京事件を調査せよ、はコチラ

※高山正之先生の『変見自在』シリーズも強烈。

よって、なおさら「歴史総合」に期待しているのですがね・・・

追記①「メディアの日本嫌い」

「日本嫌い」を誘導するようなメディアもよく見かけます。

正月、旅行先で読んだ朝日新聞の一面は

『日本で研究してもポストは少ない、予算も少ない。日本を捨てて海外に出よ。中国に出た人は給料11倍だ

というものでした。

日本の現状にも問題があるにせよ、

なんで結論が『日本を捨てよ』なのか?

めでたい正月に??

追記②「日本も全て良いわけではない。」

たしかに、日本にも問題があると感じます。

物理に優れ、飛び級で大学に入学した優秀な人が、研究者としての給料「手取り15万」。

その方が今ではポストも失い、トラックの運転手をやっていると言うのです。(2020/03/22読売)

日本における研究の世界では時々ホームランを打つ選手よりも、ポテンヒットでも毎年ヒットを打つ選手の方が優遇されるらしいのですが、

人類に影響を及ぼすような研究をしようと思えば、毎年論文を書くなど不可能ですよね。

そんな状況で隣の国から「給料11倍、手取り165万アルよ」とか言われたら、愛国心あってもぐらっと来ちゃいますよね。

理系の軽視は日本の宿痾なんでしょうか??

閣僚の半分は理系で占める

なんて法律ができれば、解決するでしょうかね?

基礎研究の軽視と、指導者層の生物学的知識の不足を指摘。

追記③「逆宣伝ともいえる日本人論」

ただ、

「日本は何もかも正しい。日本人が悪いことするはずがない。」

と考えも大問題だと思います。

むしろこういう人たちは本当に愛国心があるのか、単に自分の心を満たしたいだけではないか、という思いも感じます。

実際に、「逆宣伝」という謀略パターンもあります。→【コチラの書籍も】)

つまり、「行き過ぎた主張」をして反感を生ませる、という手法です。

(これを見分けるのはなかなか困難と思います。)

追記④「芸能人も歴検受けて!」

また、「日本嫌い」か「日本は絶対正しい」の2派による非建設的な争いにはうんざりします

反日をウリにし始めた芸人(面白くもない)とそれを戒める有名形成外科医のtwitterでの争いが一時期yahoo newsを賑わせましたが、

どちらも歴検世界史日本史とも2級、3級くらいはとってから発言して頂きたいです。

他、you tubeに進出した芸人(こちらも面白くない)など、誤認だらけでひどい。

是非、芸能人も歴検を!

追記⑤「日本を過小評価しては困るが、過大評価も困る」

学生時代を思い出してみて下さい。

クラスに何人かは嫌なヤツいたでしょう。

それと同じように、良い日本人もいれば悪い日本人もいるんです。

また、「良い」と思っていた日本人の中にも「悪い」面はあるし、

「悪い」と思っていた日本人の中にも「良い」面はあるでしょう。

民族による優劣だとか、ヒットラーじゃあるまいし。笑止。

南京事件を調査せよ、はコチラ

追記⑥「日本史を必修から外したのは正解?」

というわけで、もろもろ考えて日本史を必修から外し、世界史を必修にした国の方針は一理あるかと思います。

そうでなくても、日本史は細かすぎるんですよね・・・

悪問も多過ぎ。

追記⑦『日本人はなぜ日本を愛せないのか』(鈴木孝夫、2005年、新潮選書)

そんな中見つけた本書。

15年前の書籍でありながらいまだに店頭に並ぶのにはそれなりの理由があると思いました。

端的に言ってしまうと、日本人が日本を愛せなくなってしまったのは、

「アメリカに負けたという事実、および欧米によって作られた歴史観」

「共産党圏からもたらされた反日感情」

です。

しかし、そんなことを真に受ける必要などない、という書籍です。

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治安の良さは捨てがたいですよ。

→【3】