こんにちは。
勉強について、大それたことを言えるほどの専門家でも何でもないのですが、どうしても言いたいことがございますので、今回、言わせて頂きます。
テーマは、「歴史は【流れ】を覚えれば良いのか」。
「歴史の流れ」って何だ?
日本史を勉強するにあたって、
「大事なのは流れをつかむことだ」
と書いている本だとかと、そう言う人って多いですけど、
具体的に、
「流れ」って何でしょう??
人生全般において、「あやふや」な「日本語」には惑わされない方が良いですけど、
こんな曖昧な言葉に騙されるな、と言うのが私の主張でもあります。
もちろん、「流れ」という言葉のニュアンスはわかります。
しかしですね・・・
歴史を勉強すればするほど、歴史が「一本線」で「流れる」ように描かれることに苛立ちを感じるのですよね・・・。
そもそも「複雑な過程を経て起きたものを【流れ】として正しく理解する」ことなんて、できるのでしょうか?
たとえば、「日本はなぜアメリカと戦争したのか?」を「流れ」で説明するには、どこから説明すれば良いのでしょうか。
(「ハル=ノートをつきつけられたから」という答えだけでは納得できませんね。)
おそらくそれを答えるには、最低でも第1次世界大戦くらいから話を始めなくてはいけないと思いますし、
石原莞爾に言わせれば、「ペリーを呼んでこい」となるかと思いますし、
より丁寧にはアメリカ合衆国誕生くらいから説明しなくてはいけなくなるでしょう。
そして、いずれにしても「すごく複雑な経過を経て」戦争に至るのですが、これを、「流れ」で説明しようものなら、
浅い理解をする大人を再生産することにつながりませんでしょうか?
巷では「わかりやすいもの」が好まれる傾向にあると思います。
もちろん受験にあたって、ある程度は割り切る必要があると思うのですが、
むしろ、
「歴史はそうそう単純に流れなどで説明できるものではない。だが、歴史から学べることは多々ある。高校日本史なんていうのは序の口に過ぎない。これでわかった気などにならずに、一生の学問として歴史に真摯に向き合い、謙虚に取り組め。」
と言ってくれた方が納得いきます。
(素人受けはしないと思いますが)
それでも「流れ」云々言うのであれば、せめて各項目ごとに年表を書き出すことをオススメしたいと思います。
やっぱり、暗記は必要。
それと最近は、「暗記のいらない~」という系統の書籍が出されていますが、
テストで点数とりたければ、暗記は「絶対に」必要。
当たり前ですがね。
むしろ、本番までに「いかに暗記する量を減らせるように、工夫して勉強するか」が「勉強」と考えても差し支えないと思っています。
「暗記がいらない~」なんて美辞麗句に踊らされてもダメ。
暗記できなければ、暗記できるまで工夫しよう、
必要なのは「努力」ではない。「執念」!
★「流れ」という曖昧な言葉に惑わされるな!
★暗記は必要に決まっている。
★最後は「執念」。「努力」ではない!
是非、良い結果を!