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☞【日本史学習の強い味方!】日本史本の著者で打線を組んだ

こんにちは。

日本史を勉強していて「日本史本の著者」に尊敬の念を抱くようになりました。

そこで、今回は「日本史本の著者」で「打線」を組んでみました。

以下、敬称略。

1遊 河合敦
2二 石黒拡親
3一 石ノ森章太郎
4中 山川出版社
5三 呉座勇一
6右 川田稔
7左 山本七平
8捕 佐藤優
9投 浮世博史

1【遊】 河合敦先生

主な著書
『変と乱の日本史』(2017年、光文社知恵の森文庫)【書評はコチラ
『日本史は逆から学べ』(2017年、光文社知恵の森文庫)【書評はコチラ
『もうすぐ変わる日本史の教科書』(2017年、KAWADE夢文庫)
『逆転した日本史』(2018年、扶桑社)
など多数。

わかりやすく、面白い。大事な文献は明示し、エキセントリックさなど皆無。それていて守備範囲が抜群に広い。古代を書いても面白いし、通史を書いても面白いのだ。

それでいて元々高校の先生であり、人前でしゃべるのも得意な河合先生をテレビ局が放っておく訳ない。

野球で言えば、極めて出塁率が高く、守備範囲も広い選手。迷わず1番ショートをお願いしたい。

なんせ話がうまい。

2【二】 石黒拡親先生

主な著書
『日本史でるとこ攻略法』(改訂版2010年、文英堂)【書評はコチラ
『2時間でおさらいできる日本史<近・現代史篇>』(2013年、大和書房)【書評はコチラ

予備校講師を代表して石黒先生。「日本史でるとこ攻略法」がなければ歴検3級で100点、2級で90点などとれなかった。→【歴検受験感想はコチラ

語呂合わせをバカにする人もいるかも知れないが、石黒先生ほどの人でも真剣にゴロに向き合っているのである。

メジャーでは「2番打者最強」説もあるのと、抜群のゴロ捌きを披露すべく2番セカンドをお願いしたい。

受験生全員持っていると思った方が良い。

3【一】 石ノ森章太郎先生

主な著書
『マンガ日本の歴史』(1989年~ 中公文庫)【書評はコチラ
『仮面ライダー』『サイボーグ009』『HOTEL』ほか多数。

石ノ森先生のマンガ界における功績はいまさら言うまでもない。しかし、先生がすごいのは、歴史マンガを書いても超一流ということだ。

(レビューサイトで低評価をしている人もいるが、全くわかっていない。)

とあるインタビューで、石ノ森先生が歴史というものは、よく勉強しないと知らず知らずのうちに他人を傷つけてしまうことになる」からよく勉強しないといけない、と話しておられるものを読んで、さらに感銘を受けた。

石ノ森先生ほどの人が各地の史料館を練り歩いて作った作品。是非、全巻そろえるべきであろう。持ち前の広角打法で3番打者をお願いしたい。

2020年より新装版発売!学参漫画業界に一石を投じることになるか。

4【中】 山川出版社

主な著書
『詳説日本史研究』(2017年)【書評はコチラ
ほか多数。

チャンスで凡退して負けようものなら、「4番のせいで」と言われてしまう。でも、誰かが4番を打たないとダメなのだ。

日本史におけるその役割は山川出版社をおいて他はいない。

同姓のライオンズの主砲のような存在感のある4番打者でいてもらいたい。

これがないと始まらない。

5【三】 呉座勇一 先生

主な著書
『戦争の日本中世史』(2014年、新潮社)【書評はコチラ
『応仁の乱』(2016年、中公新書)
『陰謀の日本中世史』(2018年、角川新書)

呉座先生と言えば、「応仁の乱」での特大ホームランが記憶に懐かしい。このネタで販売部数40万部を超えるというのは異例中の異例であろう。

しかし、僕は、「戦争の日本中世史」の方を読んでくれ、と言いたい。むしろ、呉座先生が本当に読んで欲しいのはコッチだと勝手に思っている。

最近はメディアでも活躍されている。呉座先生。若きスラッガーとして5番サードをお願いしたい。

同世代としても応援しています!

6【右】 川田稔先生

主な著書
昭和陸軍の軌跡』(2011年、中公新書)【書籍はコチラ
『昭和陸軍全史1~3』(2015年、講談社)
『石原莞爾の世界戦略構想』(2016年、祥伝社)
ほか。

日独防共協定(1936年)日独伊三国同盟(1940年)の大きな違いは、日独防共協定がソ連への牽制であったのに対して、日独伊三国同盟は、東南アジアに植民地を得るためのもの

(そして、1941年日ソ中立条約、「幻」の日独伊ソ四国同盟へと続く)

1941年7月の南部仏印進駐後の、アメリカによる対日全面禁輸は、 禁輸を続ければ日本はオランダ領インドネシアに向かうという読みがあったのだ!アメリカにとって最悪のシナリオとは、 関東軍がソ連になだれ込み、ソ連が降伏し、「アメリカがドイツと日本に挟まれる」であった。

また、満州事変は世界恐慌によって生じたのではなく、以前からの計画的なものであったこと、など見どころ多数。川田先生はすごかった。

超絶ためになります。

7【左】 山本七平先生

主な著書
『日本人とユダヤ人』(初版1970年、角川文庫)
『日本はなぜ敗れるのかー敗因21カ条』(初版1975年、角川文庫)【書評はコチラ
ほか多数。

本書は1975年に書かれた本であるにも関わらず、今読んでも「新しい」と感じる。「指導者層に生物学的知識がないこと」というのは現代にもよく当てはまるのではないだろうか。

「日本の政治家は三流と言われているが、これだけやっても誰も殺されない。日本の政治家は野党も含めてむしろ超一流かも知れない。」という斬新な視点が印象に残る「日本人とユダヤ人」もオススメ。

現在でもあてはまるので頭が痛い。

8【捕】 佐藤優先生

主な著書
『読書の技法』(2012年、東洋経済新報社)【書評はコチラ
『大日本史』(2017年、文藝春秋)
『いっきに学び直す日本史』(2016年、東洋経済新報社)
ほか多数。

「いっきに学び直す日本史」はベストセラーとなっているが、「読書の技法」こそ紹介したい。

この本を読んで、大人だったら、これくらいは知っておかないとダメだな、と思ったし、歴史をちゃんと勉強したい、と思った。

「外務省のラスプーチン」として拘置所経験もある佐藤先生、相手捕手にいたら嫌だろう、ということで捕手。

「知」の巨人。

9【投】 ??→浮世博史先生

投手はその時、最も状態の良い選手を「相手」に合わせて使おうと思う、と書いたが、だれか1人を選ぶなんてやはり無理。

さまざまな考え(=史観)がある方が健全であり、もしも読者がそれを求めるのであれば、いっそ、「ねこねこ日本史」のそにしけんじ先生でも良いと思う。

ついに、待望のエースが決まりました。文句なしです。

「俗説の集大成」に対する反論の「集大成」。