こんにちは。
今回ご紹介しますのは、「百人一首」についてです。
小学生の頃、理由もわからずに百人一首を覚えました…。
さぞ「良い歌」を集めたものだろうと思っておりましたが、「実はそうではないゾ」というのがこの書籍です。
なんでも百人一首に選ばれた歌人は、不幸な人生を歩んだ歌人が多い。
菅原道真、三条天皇、源実朝、後鳥羽天皇などがその例でしょう。
また、百人一首に選ばれた歌は、その歌人の代表作ではないこともしばしば。
例として、在原業平は
「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 から紅に 水くくるとは」
が、選ばれていますが、
「白玉か 何ぞと 人の問ひし時 つゆと答へて 消えなましものを」
の方が秀作とのこと。
また、百人一首は藤原定家が作ったものと思いきや、
百人一首が出現したのは室町時代で、定家が没してから「190年後」。
そのうえ、「小倉山荘」自体も存在しない。
というわけで、百人一首は、
★不幸な人が多く含まれる鎮魂歌的意味合いがある?
★ホントに名歌の集大成か?
★なぜ、定家没後190年してから出来たのか?
などなど、実は謎のところが多く、専門家の間ですら意見が統一されていないらしいのです。
これを読んだら、ちょっと百人一首の見方が変わりました。
百人一首を読んでみて、「なんかイマイチじゃない?」と思った人は実は正しいかも知れない。
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