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☞【百人一首は鎮魂歌?】『百人一首の謎を解く』(草野隆、2016年、新潮新書)』

こんにちは。

今回ご紹介しますのは、「百人一首」についてです。

小学生の頃、理由もわからずに百人一首を覚えました…。

さぞ「良い歌」を集めたものだろうと思っておりましたが、「実はそうではないゾ」というのがこの書籍です。

なんでも百人一首に選ばれた歌人は、不幸な人生を歩んだ歌人が多い。

菅原道真三条天皇、源実朝、後鳥羽天皇などがその例でしょう。

また、百人一首に選ばれた歌は、その歌人の代表作ではないこともしばしば。

例として、在原業平は

「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 から紅に 水くくるとは」

が、選ばれていますが、

「白玉か 何ぞと 人の問ひし時 つゆと答へて 消えなましものを」

の方が秀作とのこと。

また、百人一首は藤原定家が作ったものと思いきや、

百人一首が出現したのは室町時代で、定家が没してから「190年後」

そのうえ、「小倉山荘」自体も存在しない

というわけで、百人一首は、

★不幸な人が多く含まれる鎮魂歌的意味合いがある?

★ホントに名歌の集大成か?

★なぜ、定家没後190年してから出来たのか?

などなど、実は謎のところが多く、専門家の間ですら意見が統一されていないらしいのです。

これを読んだら、ちょっと百人一首の見方が変わりました。

百人一首を読んでみて、「なんかイマイチじゃない?」と思った人は実は正しいかも知れない。

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